糖尿病改善の為に
糖尿病の改善にはまず運動です!
【1.運動療法の効果】
≪血圧低下≫
適切な運動療法を続けると、約10週後には血圧が5~10mmHg下がるといわれています。
≪糖尿病の改善≫
インスリンの働きが良くなり、血糖値が高くなるのを抑えます。
≪脂質異常症の改善≫
中性脂肪を減らし、HDLコレステロールを増やします。
≪肥満解消≫
消費エネルギーが増え、身体に蓄えられた余分な脂肪が燃焼されます。
≪ストレス解消≫
気分がすっきりし、生活習慣病の大敵であるストレスの解消につながります。
【2.お勧めの運動、お勧めできない運動】
≪運動療法にお勧めの運動≫
生活習慣病の運動療法には、有酸素運動がお勧めです。
有酸素運動とは、筋肉に酸素を届けながら行う運動で、
全身を使って、リズミカルな呼吸を続けながら行います。
生活習慣病の運動療法として適しているのは、
有酸素運動の中でも比較的軽い運動で、
具体的には、ウォーキング、水中歩行、サイクリング(自転車運動)など、
いつでも手軽に行える運動がお勧めです。
ストレッチングやラジオ体操、軽い負荷の筋力トレーニングなども
あわせて行うと更に良いでしょう。
≪運動の強さと時間・回数≫
運動療法では、運動の強さも大切です。
軽過ぎると効果がありませんし、激しい運動は、ケガなどのもとになります。
目安として、少し汗ばむくらいで、人と会話しながら続けられるくらいの
強さで、前の項目に挙げたような運動を行いましょう。
ウォーキングであれば、ふだん歩くスピードの1.5倍くらいが目安です。
また運動しているときに感じるきつさも良い目安となります。
「楽である」から「ややきつい」と感じるくらいの強さが適当です。
「きつい」と感じるようであれば、
それはもうやり過ぎと考えて良いでしょう。
こうした運動を1日30分以上、週に180分以上を目安に行うことが
勧められます。
≪運動療法としてお勧めできない運動≫
息を止めて一気に力を入れたり、苦しいのを我慢して行ったりする運動
(無酸素運動)は、生活習慣病の運動療法としては勧められません。
具体的には大きな負荷を用いた筋力トレーニングや全力疾走、
縄跳びなどの運動です。
また、ゲーム性が強く、勝ち負けに大きくこだわるようなスポーツも
避けた方が良いでしょう。
ついつい夢中になり過ぎてしまい、
やり過ぎとなったり関節や筋肉に障害を起こす危険性も高くなります。
※運動療法の注意事項
糖尿病の患者さんで、インスリン注射やSU薬
(すい臓からのインスリン分泌量を増やす薬)で治療をしている方は、
低血糖に注意が必要です。
運動は食後1~2時間くらいの間に行うようにしましょう。
運動中は砂糖やブドウ糖、あるいは糖分を含むスポーツ飲料などを
持ち歩くようにしてください。
